朝晩の冷え込みは有りますが、日中の温かさについつい油断して寒さ対策も未だ充分出来ていないのがちょっと不安です。でも灯油だけはタンクに満杯にしました。
リュウノウギクの花
乢越えの途中で、日当たりの良い山の斜面に垂れ下がるように咲いている リュウノウギク の花を見つけました。野生の中では、庭菊に一番近い種だそうで、なるほどと思える花姿です。
晩秋に咲く花で、いよいよ山にも冬が近付いて来たんだなと、季節の移り行く様をこの花からも教えられてきました。
此処へ戻ってきた最初の夏、お盆に使った残りを裏の池に浸けたままにして置いたら、秋口には切り口から根がびっしり出ていました。余りにも見事な根だったので、そのままを畑の隅に植えてみたものです。挿し木で簡単に増えます、といわれる通りに次々と広がって行って、今では充分すぎる程の株にまで大きくなりました。地下茎が何処までも延びて行って、畑の中で顔を出すことも。
8月に花を紹介したツリフネソウです。周りの花達に負けじと、面白い実を付けています。よく熟した実に手を触れると、ホウセンカと同じように弾けて種を飛ばします。握った手の中で飛ばしてみると、ピッと弾ける時の感触が掌の中にはっきりと残るくらい、強い力で弾けています。これでは遠くまで種を飛ばすことも可能か、と今回も又感服です。
ところで余談ですが。
今日は母のデイサービスの日。朝送った後で岡山県立美術館へと急ぎました。生協で前売り券を購入していた「英国発 . 光と色彩の共鳴ターナーから印象派へ」展 へ行ってきました。
英国の画家Joseph Mallord William Turner(1775-1851) が確立したイギリス風景画からフランス印象派へと引き継がれていった、およそ100年にわたる両国の画家による風景画の作品展でした。水彩で描かれたイギリス風景画には、何故か日本画を連想してしまって。
車で行くのは初めてだったのですが、バスを使っていては時間が足りません。何せ母が帰宅する前には戻っていなくては。母一人を置いて行く心配も気後れもない分駆け足の美術館でしたが、私には充分な一日でした。
山地の明るい林の下で咲く花だそうですが、残念ながらまだ図鑑でしか見たことが有りません。