2009年10月31日土曜日

リュウノウギクの花

10月最後の夜は異様な温かさです。明日は雨でその後強い寒気が流れ込んでくるとの予報に、何だかどちらを騙されているのかしら?と考えながら、ストーブも炬燵も無しでPCに向かっています。
朝晩の冷え込みは有りますが、日中の温かさについつい油断して寒さ対策も未だ充分出来ていないのがちょっと不安です。でも灯油だけはタンクに満杯にしました。

         リュウノウギクの花

菩提寺のイチョウが気になって出掛けてみました。家の近くではもう色づいているのですが、左の写真の通りまだ青いまま。そういえば黄色になるのは何時ももっと先だったかも・・。               
   
乢越えの途中で、日当たりの良い山の斜面に垂れ下がるように咲いている リュウノウギク の花を見つけました。野生の中では、庭菊に一番近い種だそうで、なるほどと思える花姿です。
晩秋に咲く花で、いよいよ山にも冬が近付いて来たんだなと、季節の移り行く様をこの花からも教えられてきました。
  

2009年10月29日木曜日

川端の野菊・冬の花蕨

昨日はお天気に誘われて、畑仕事をさぼってカメラ持参のブラブラ歩き。周りではもう終わりかけている野菊が、川端の一隅で群れ咲いているのを見つけて喜び勇んで近寄りました。手前は雑草が生い茂っていて、歩けば草の実が山ほどくっつきそう。ならば向こう岸から川を渡ろう、と実行したまでは良かったのですが・・。向こう岸から浅瀬を選んで用心しながら歩き始めた時、不覚にも石の上に置いた足が滑ってお尻を着いてしまいました。川の水は思った程冷たくは無くて、濡れたまま長靴をピッチャピッチャ鳴らしながら戻りましたが 、風邪も引かずに済んでやれやれでした。
濡れなくて済んだカメラには、勿論目的の花を収めてきました。     

       冬の花蕨です。         

母屋の裏で見付けていた2株が、朝晩の寒さが加勢してか綺麗に色付きました。1株はもう胞子が飛んでいます。カメラのシャッターチャンスがなかなか合わなくて、何枚かの内のそれでもどうにか1枚に、飛んでいく胞子の影が写っていると思うのですが、如何でしょうか。

2009年10月27日火曜日

チェリーセージの花

                           

裏庭のチェリーセージ 、初夏に花を付けなかったのでどうしたことかと思っていたら、10月に入ってからやっと咲き始め、今頃ようやく花が風に揺れるようになりました。
周りの花がどんどん終わって行く中で、貴重な存在となっています。


それにしても昨夜は雨と一緒に風も激しかったようです。
夕食の材料を取りに畑に入ったら、巻きかけた白菜は、みんな同じ方向を向いて根を持ち上げていました。

2009年10月25日日曜日

ミソハギの紅葉

刈り払ってしまったミソハギの紅葉
今年の花は少し遅れてお盆を過ぎてからが満開でした。そんなミソハギも、秋と共に根元に近い方から紅葉していきました。 毎年この時期に刈り払ってしまうのですが、その紅葉の様を残したくて写真にしました。 
                                       
此処へ戻ってきた最初の夏、お盆に使った残りを裏の池に浸けたままにして置いたら、秋口には切り口から根がびっしり出ていました。余りにも見事な根だったので、そのままを畑の隅に植えてみたものです。挿し木で簡単に増えます、といわれる通りに次々と広がって行って、今では充分すぎる程の株にまで大きくなりました。地下茎が何処までも延びて行って、畑の中で顔を出すことも。
    (下の写真は8月に咲いた時の様子)               
峠近くの山も、紅葉の始まりです。わずかな時間、ほんの一時ですが至福の季節到来です。

2009年10月23日金曜日

ツリフネソウの実・余談ですが美術館へ

「ツリフネソウ」の実が弾けました

8月に花を紹介したツリフネソウです。周りの花達に負けじと、面白い実を付けています。よく熟した実に手を触れると、ホウセンカと同じように弾けて種を飛ばします。握った手の中で飛ばしてみると、ピッと弾ける時の感触が掌の中にはっきりと残るくらい、強い力で弾けています。これでは遠くまで種を飛ばすことも可能か、と今回も又感服です。


ところで余談ですが。
今日は母のデイサービスの日。朝送った後で岡山県立美術館へと急ぎました。生協で前売り券を購入していた英国発 . 光と色彩の共鳴ターナーから印象派へ」展 へ行ってきました。
英国の画家Joseph Mallord William Turner(1775-1851) が確立したイギリス風景画からフランス印象派へと引き継がれていった、およそ100年にわたる両国の画家による風景画の作品展でした。水彩で描かれたイギリス風景画には、何故か日本画を連想してしまって。

車で行くのは初めてだったのですが、バスを使っていては時間が足りません。何せ母が帰宅する前には戻っていなくては。母一人を置いて行く心配も気後れもない分駆け足の美術館でしたが、私には充分な一日でした。

2009年10月22日木曜日

八つ手の花


花の後の 実が多いこの時期に、八つ手の花はこれからが季節です。普段そんなに傍によって見たことが有りませんでしたが、綺麗でした。
今咲いている(写真の花)は䧺性期の花。このあと雌蕊が伸びてきて雌性期を迎えます。一つの花が時間を越えて、雄花と雌花両方の働きをするのも珍しく、独特の咲き方です。これは自家受粉を避けるためだそうです。
  (*-* は、にわか勉強です、花の付き方にも、それぞれがちゃんとした理由が有ってのことだと改めて感心しています。)         
      
 今日もすっきりした秋晴れのお天気でした。

2009年10月21日水曜日

山椒の実・届いた野菜

山椒の実が熟れています。既に実が弾けたのも有りますが、赤い実が秋の進んでいく目印のようで…。


白菜が未だ巻かない、と話していたら、今朝たくさんの野菜が届きました。
わざわざ届けて下さったのはS・Tご夫妻でした。
我が家には無い里芋やサツマイモ、既に収穫が終わっている茄子等が白菜と一緒にトラックの荷台から下りてきました。    
寒い朝に嬉しい頂き物で、何だか台所もホンワカとなりました。勿論、元気も一緒に頂いたのは何時ものことです。                     
   
寒いと言えば今朝は本当に冷え込んでいました。朝の外気温 4℃。
新型インフルエンザが近くまで来ているようで、小学校も休校になったと聞きました。高齢者のいる我が家も気を付けなければ・・。ワクチン投与が一日も早く出来ますように。

2009年10月20日火曜日

りんどうの花


自生の りんどう(竜胆) の花です。今では山野で探すのも苦労になりつつ有りますが、これは圃場整備をする前に、田の岸に有った一株を移植したものです。なかなか増えませんが、それでも今年は4本になりました。花を付けて頭を擡げた先で種が落ちたのでしょう.
紫色の花は陽の有る時に開き、夕方には閉じてしまいます。

今夜は冷え込みが来そうです。外の鉢物、全部は無理なのでカランコエだけを慌てて玄関内に取り込みました。これから先暫くの間は用心していないと、朝方思いがけずに冷え込んだりして、鉢植えのものが傷んでしまう危険があります。     
それにしても今秋初の寒さです、もたもたしているうちに冷え込んできました。

2009年10月19日月曜日

ルリヤナギの実・キノコの頂き物

ルリヤナギに実が付きました。あんなに咲いていた花の数にしては少ない実です。でも去年も一昨年も見ていないので、何個かでもあれば、です。小指の先位の大きさで黒に近い濃紫色の実です。
  
昨日、ご近所のHさん宅から頂いた「なめこ」です。毎年採れたてのものを玄関まで届けて下さるのを、恐縮しながらも嬉しさ一杯で頂いてしまいます。時季のもの、珍しいもの、届けて下さる度に、結局は遠慮もしないで御馳走になるという訳です。で昨日も早速昼食には「なめこの味噌汁」で、秋の味覚を味わわせて頂きました。
何時も励まして下さる奥様にも感謝しながら・・。

2009年10月16日金曜日

柊の花


川向うのお隣さんに、もう古い古い柊の木が有ります。大雪の冬に会う度に、何度枝が裂けて折れたことか。それでも堂々と繁っています。先日散歩の途中で寄り道をしたら、ほんのりと甘い香りが漂っているのを、一緒に歩いていた妹が気付きました。     
まばらにですが花が付いていたんです。モクセイ科の木なので芳香が有って当然なのですが、傍によってみるとそれはそれは優しい甘い香りでした。    
                
老木ですので、殆どの葉は縁のギザギザが無くなって丸くなっています。
でも枝を落とされた幹の部分からは、新しい命が芽生えていました。こちらは葉の縁がギザギザで、トゲがしっかりと確認できます。
何だか人間みたいに感じられて・・・。

2009年10月15日木曜日

他人様の収穫、です。

                         
今日のお昼前、母屋の裏山から突然人が下りてきました。兄以外に他人が山に入ることは殆ど無いので、吃驚!です。
山の向こうの谷から、キノコ採りに入っていたIさんでした。お仲間と山の中ではぐれて探していたら、家が見えたので下りてきたそうです。深い山では有りませんが、この土地に馴れていない方ですからご無事で何よりでした。両手にはしっかりと収穫物をお持ちでしたし。(上の写真を撮らせていただきました)
片手にはキノコの入ったレジ袋、後の片手には落ちていた鹿の角1本。この角の大きさは60㎝足らずでしたが、大きいのか小さいのか私には解りません。ただ裏山で鹿の泣き声は聞いていますので、鹿が居たことは確かなようです。
 
父が元気だった頃、この時期になると腰にフゴをぶら下げて出掛け、何処からかキノコを採ってきていました。子供の私たちは一度も連れて行っては貰えませんでしたから、キノコの在り処は未だに知りません。
 
                         
我が家の裏を流れる川です。水は澄んでいてきれい、流量は水源に近い分そう多くは有りませんが、それでもそこそこの流れです。何時もなら少し上の榧の木から落ちた実が流れてくるのですが、今年はどうしたことか見当たりません。

2009年10月14日水曜日

ヒメツルソバの花


草取りを頼むと、雑草と間違えて抜かれてしまいそうになる位こぼれ種でふえます。耐寒性は有るようなのですが、此処は-7~8℃を記録する真冬日はしょっちゅうなので、落ち葉で覆っておいても根株まで枯れてしまうことが有ります。そんな時こぼれ種からの新しい芽が出てくると、ホッとします。
茎は匍匐して伸び、その先に淡いピンクの球状の花をつけます。葉っぱのV字型の模様も面白い ヒメツルソバ の花です。        
                                          
 朝晩の冷え込みが続いています。今夜はついにストーブに火を点けてしまいました。これで来年の4月初め頃まで、ストーブのお世話になります。

2009年10月13日火曜日

これ、毒キノコ?


昨日の午後、何時ものカメラ片手の散歩(といっても家の周りをウロウロしてみるだけなのですが)の時、林の入り口で見付けたキノコです。名前も、食べられるかどうかも判りません。腐りかけた木の株や、腐葉土になりかけた落ち葉の上で、名前も知らないキノコ達が生きています。

此処峠の上では、朝晩の外気温が6~7℃という日が続いています。去年のことは忘れていて、今年は早くに寒さが来たのかしら?などと思ってもみたり。今は膝の上に湯たんぽが。

畑仕事もボツボツと進んでいます。大根と蕪は間もなく食べられそうなところまで育ちましたが、白菜はもうちょっと巻きそうにありません。アスパラ菜とビタミン菜は青虫の餌に。キャベツは育ちすぎて割れてしまいました。夏野菜の後に植えた苗物は、やっと勢いがついたところでしょうか。
少しづつでも草が無くなって、畑が畑に戻りつつありますが、所詮素人の仕事ですのでうまくはいきません。


2009年10月12日月曜日

トリカブトの花


毒草として余りにも有名な トリカブト の花です。川岸の竹藪の中で咲きました。実物は写真の色よりもっと濃い紫色です。名前の由来は、花の形が舞楽のときに奏者が被る鳥兜に似ていることによるのだそうです。本当に一目でそれと判るような独特の形です。
根の部分に猛毒のアルカロイドを持っています。毒薬になる半面、漢方ではさまざまな方法で減毒してから、心臓病などの薬として使われるそうです。とは言ってもトリカブトと聞けば、どうしても恐ろしいことを連想してしまうのは推理小説の読みすぎでしょうか。

2009年10月11日日曜日

オキザリスの花

昨年は咲かなくて、もう枯れてしまったのかと思っていたら、一株だけ花をつけました。まだ生きていた株が有ったんですね。オキザリス(別名:ハナカタバミ)です。路地植え(球根)にしているので、今年は寒さ対策をしっかりしておかなければ。花は夜になると閉じてしまいます。      


こちらはカタバミの花。裏庭の雑草の中でまだ元気に咲いていました。
夜になると折り畳まれたようになってしまうハート型の葉が、片側だけを食べられたように見えることから 片喰 だそうです。

2009年10月8日木曜日

菊芋の花


9月に入った頃から咲いていた菊芋の花です。背丈は3m近く、秋空に向かって伸びていました。
秋の終わりに上部が枯れたら、地下に出来ている大きな根塊(芋)を必要分だけ掘り起こして、大根と一緒にお漬物にしていました。煮たり焼いたりした記憶はありませんが、このお漬物だけはサクサクとした食感を味覚とともに覚えています。
今では掘り起こすこともしないで植えっぱなしの状態、手入れなど勿論一切なしですが毎年大きく育っています。
台風の前日、風で倒れると面倒だ、と兄が刈り払ってしまい、花はもうありません。写真は9/27に撮ったものです。
                                                    
その台風18号、日本列島のあちらこちらに被害の爪痕を残して北上して行きました。この辺りでは心配した広戸風も吹かずに済んで、一安心でした。そして今日は又一日中雨降り、時折強風が吹きつけましたが、台風の余波でしたでしょうか。

2009年10月7日水曜日

山芍薬の実

山地の明るい林の下で咲く花だそうですが、残念ながらまだ図鑑でしか見たことが有りません。
花より先に実物に会ってしまった山芍薬の実です。
先日梶並神社のお祭りに参詣した帰り道、Uさんの奥様から頂いたのがこの一枝でした。お花が大好きで、育てるのも飾るのもお上手、押し花の趣味もお持ちの方です。大切に育てられたのに、「本当に貰っても良いの?」と尻込みすれば、「ほらまだ下に子供が生えてるから大丈夫!」と、惜しげもなく折って下さいました。
図鑑で見る花の美しさからは、とても想像できない実の付き方に驚きました。黒い実が種で、赤い実の方は稔ることはありません。絶滅危惧種に指定されていますので、この種から何とか育てられるといいのですが。

台風18号が近畿~東海地方に上陸しそうです。列島の広い範囲が暴風域に入っていて、H16年の大型台風を想い出しています。この辺りでも雨を追っかけるように、先程から時折風が吹き始めました。広戸風の心配もあるようです。
夜中の嵐は増して不安なものです。皆さんのご無事を祈っています。

2009年10月5日月曜日

ブライダルベールの花


ツユクサ科の花。 白い花をたくさん付けた枝は花嫁衣装のベールのように垂れ下がり、ここから付いた名前が ブライダルベール です。1㎝にも満たない小さな花、葉裏の赤紫色と表の緑色、この組み合わせが風に揺れると可愛いです。
耐寒性がないので冬は室内で管理する方が無難ですが、私は花が終わると刈り込んでしまいます。刈り取った枝先は、一纏めにして花瓶に挿した状態で冬越しさせると、春には切り口から根が出ていますので、そのまま新しい鉢土に植えています。今ある鉢もここに戻って来るときに、切り取った枝先を鞄に入れて持って帰りました。
折れて落ちた先でも根付くので育てやすい花です。           
       
台風18号の予報が出ています、あまり荒れないといいのですが・・。何処にも災害がありませんように。

2009年10月2日金曜日

ヤブラン 2種


“ラン”と付きますがラン科ではなく“ユリ科”の植物です。
花色は紫ですが、花の付いている茎も紫色なのが特徴だとか。
右の写真はアジサイの木の下に1株。斑入りのヤブランです。
          
2009・9・28撮影    
       
こちらは母屋の手水鉢の傍。種があちこちに運ばれて行くのでしょうか、植え木の下や庭の隅に生えています。冬でも葉は緑色のままですので、雪に覆われない限り葉色を楽しめます。     
   
2009・823撮影      
    
今日は朝から雨降りです。米作り最後の大仕事の稲刈りも終わって、気分的にも骨休めの雨というところでしょうか。とは言っても午後は雨を避けて軒下で、注連縄用に切らずに残してもらった藁を、寝ないうち*に束にして竿に掛ける作業を片づけてしまいました。(*濡れた藁を積んだままにしておくと醗酵しやすく、これを藁が寝る、と言っています)
        
10月の声を聞くと、何だか一気に秋も深まりそうです。これからは「ひと雨ごとに寒ぅなるなぁ~」の季節に突入です。

2009年10月1日木曜日

稲刈り、終わりました。

やっと終わりました。すっきりと晴れたお天気ではありませんでしたが、少しは太陽も覗いてまずまず、というところ。
毎年お願いしているM農園さんがコンバインを入れて下さいました。倒れていたところも難なく刈り取っていきます。藁から出る埃は無くて、代わりに作業着が濡れてしまう始末。先日来の雨の所為です。
刈り取り後の籾の処理も全て農園さんにお任せしているので、後は我が家の玄米が我が家に帰って来るのを待つだけです。
それにしても今日は疲れました。年々体力が落ちていくのを実感しながら・・、お休みなさい。