2011年6月29日水曜日

京鹿子と下野の花

蒸し暑い日が 続いています。
庭の花達はそれでも元気に順番を待っていた様に咲いて行きます。

なかでも良く似た花(同じ仲間なのですが)を二つ。
右は 「京鹿子(キョウガノコ)」












そしてこちらは 「下野(シモツケ)」



どちらも小さな株からですが数年で大きくなりました。花は京鹿子の方がふんわりと賑やかで、少し派手目でしょうか。鹿の子絞りから来た名前の様ですから。

2011年6月25日土曜日

白糸草の花

この数日の蒸し暑さには本当に参ってしまいました。一雨くればと願っていても、通り雨程度の降り方では蒸し暑さが増すばかり。その待っていた雨が先刻から激しく落ちています。これで少しは涼しくなるでしょうか。 
  
  
散歩にもちょっと足が遠のいています。で、目と鼻の先の母屋の裏山へ。そして見付けたのがこの花 「白糸草」 です。以前から有ったのかどうか分かりませんが初めての2株です。近くの峠や乢越えの途中では何度か見掛けた事はあるのですが・・・。



花穂は 一見ブラシの様な形。白糸の様な花が穂状に咲きあがっています。

糸の様なのが一つづつの花だそうですから、驚きです。

葉は根元にロゼット状に。ショウジョウバカマの葉に似ています。



2011年6月23日木曜日

空木と谷空木

蒸し暑い日が続いています。
峠の上でも先刻まで窓を開け放していました。扇風機もやっとお出ましです。

我が家の周りでは、ヤブデマリ・カンボク・エゴの木・野茨・・と次々に咲いた白い花が終わった今「空木」の花が山裾を白く彩っています。




      こちらは「谷空木」


空木より早くに咲きます。上の写真は6月4日の撮影子供の頃は今より田植えの時期が遅くて、このピンク色の花が咲く頃に田に入っていたように思います。そういった事から田植え花と呼んでいたのでしょうか。

同じ空木の字が入りますがこの二つは別物で、空木はユキノシタ科、谷空木はスイカズラ科です。


今月のPC教室。昨日出掛ける前に講座の素材用に大急ぎで撮った我が家の庭先の花達です。コラージュ作成がなかなか巧くいかなくて・・。



2011年6月20日月曜日

ジギタリスの花

       ジギタリスの花

雨模様の天気の中でも、夏に向かっての花が咲き始めました。ジギタリスもその一つ。毎年こぼれ種を当てにしているのですが、今年はどういう訳か花茎の数が少なくてちょっと淋しい庭になりました。

そういえば昨年は猛暑でしたから、折角芽を出した物が越冬するところまで育たなかったのでしょう。耐寒性は有るのですが、暑さには弱いと書いて有りました。
それでも庭の思い掛けない場所に根を下ろしていたりして、これは来年に向けて大切にしなくては、とつい手を掛ける始末です。




2011年6月19日日曜日

スイカズラの花

蒸し暑いことです。庭の草取りをしていると、昼日中でもブヨの襲撃に遭ってしまいます。免疫は出来ている心算ですが、それでも油断すればとんだ目に。痒い上に腫れ上がってしまいますから。


スイカズラ は常緑のツル植物で、道端や林の下のやや湿り気のある場所で他の木に絡まって咲いているのをよく見掛けます。我が家でも道路端の躑躅の木に絡まっている蔓に花が咲いています。 茎は木化して太くなっていますが、大きな木には巻き付くことはないんだそうです。





特徴のある花は、始めの白からやがて黄色に変わって行きます。別名の「金銀花」の謂われでしょう。


花の形も変わっています。左の写真で見ると花弁5枚の内の4枚がくっ付いて一つに。蜜は甘くて、その蜜を吸って遊んでいた事がスイカズラ(吹葛)と呼ばれる様になった、という説も有るそうです。

成程この形なら蜜を吸うのも易しかったかも、などと感心してしまいました。


私はもう一つの別名「忍冬」が好きです。





2011年6月17日金曜日

野茨

梅雨の様な、いいえ梅雨らしいお天気です。
ここのところ続けて近所のおばさん達から野菜苗が届きました。私の畑には無い物や、ともすれば元気が今一つと言う物の代わり苗です。「余ったけん植えてみんちゃらんか。」と。上手く作れるかどうか分かりませんが、有難うございました。雨の合間を縫って定植に励みました。



※ ※ ※ ※ ※

我が家の入り口にある 野茨(野薔薇)



株は放任したままなので年々少しづつ広がっています。最盛期の花を撮りこぼしてしまったのは残念でしたが、新しい花もチラホラと残っていたりして。

近くに寄ると淡い香りが漂っています。


※秋に実る赤い実は、雪が降る頃になっても未だ枝先に残っています。





2011年6月14日火曜日

ワイルドストロベリー

ほんの一株を貰って植えていた ワイルドストロベリー 。今では花壇と言わず、庭先と言わず、あちこちで増えてしまいました。耐寒性もあって、この地の大雪にも寒さにもちっともめげません。



ワイルドストロベリー(バラ科) 別名:エゾノヘビイチゴ  ハーブとしても扱               われる芳香苺。白い可愛い花の後の実はホントに小さくて、大きい実でも小指の先程。ぶら下がった真っ赤な実を摘んでいると甘い香りが広がります。


別名にヘビイチゴと付きますが全く別の種類で、良く似たヤブヘビイチゴは黄                  色の花、実は上向きでこちらは食用には向きません。                               とにかくランナーを伸ばしてどんどん増えて行きます。名前の通りワイルドな                        植物の様です。

2011年6月11日土曜日

エゴノキの香りに

昨夜半激しかった雨も一時だけで済み、今朝はどうにか上がっていました。

この間から、家の周りを漂っている甘い香りに気が付いていました。最初は「これ、何?」と思ったのですが、裏の川向うにある エゴノキ の花の香りでした。とても良い香りでまさに芳香ですが、これほどに香って来たのは初めてです。



川沿いに上って行った先にも、花を沢山付けた木が2本有ります。雨で重くなった枝は、川を跨ぐ様に田の畔近くまで来ていました。

花はみーんな下向きに咲きます。まるで雨を避けるかのようにです。


裏の木にも枝が真っ白に見える程の花が付いています。木の下へ行くには川を渡らねばなりませんが、今年はこちら側でも水にちょっと入れば真下から花を見上げられます。


こんなに沢山の花からの香りを貰って、毎日楽しんでいます。



川岸の石の上には落ちた花が。


子供の頃は「チシャノキ」(別名)と呼んでいました。乾燥した実は固くて、お手玉に入れると良い音がしていた記憶が有ります。今ではそんな遊びもしなくなってしまいました。

今年は庭先でも、実生の木に僅かですが初めて花が付きました。芽が出てから数年が経っての事です。
  

2011年6月8日水曜日

額空木と采配蘭

ここのところ外仕事を真面目に頑張って、畑がやっと畑らしくなりました。と言っても休耕田を畑にしたところは、水はけを良くするために山際を掘り上げて貰ったのがまだそのままで、後始末が出来ていません。今年は、この畑への夏野菜の植え付けは無理の様です。でもハーブ畑にでもしようかな、と書いた後で頂いたミントは、奥から手前の方へと株を広げています。


その畑から土手を登って、母屋の裏山へ。去年とは違う場所に采配蘭が咲いていました。


花の付き方が昔の武将の采配の形に似ている事から、采配蘭 と名付けられたそうです。褐色の掛かった薄い紫色(「脱色した様な色合い」と表現された図鑑も有ります)の花が、一方向に下向きに咲いています。



こちらは ガクウツギ(額空木) 。谷筋や樹の下の湿ったところで、今が盛りです。名前に空木と付きますが、空木とは別の科でユキノシタ科の植物です。
葉には光沢が有って紺色に光って見えることから、「紺照木」の別名が有ります。


      

2011年6月5日日曜日

二人静

ここのところお天気が続いて日中は暑い位。畑仕事に出ては大汗をかいてグッタリです。今日は少し凌ぎ易くて、心配した雨は夕方にパラパラっと落ちて済みました。

母屋の裏山では山野草が目立ち始めました。林の下の直射日光がちょっと入り難い所で、今年も沢山咲きました。この花何とも優雅な名前の持ち主、二人静 です。




花穂に付く白い小さな花は丸くて可愛い。茶花図鑑には「静御前の幽霊二人が舞うと、和漢三才図会にある事から名づけられた」と書いて有ります。

2011年6月1日水曜日

「いちょう庵」訪問

地域活性化委員会の活動も4年目に入っています。20人足らずのメンバーですが、少しづつ活性化への活動が形として見え始めて来ました。と言ってもまだまだ模索中ですが。                
今年度からは、現在市内上山地区にて活動中の「美作市地域おこし協力隊」のメンバーの方にも参加して頂いての活動です。協力隊の方からは色んな意味でのエネルギー、創造とそれを実践に向けるパワー、・・、沢山の物を貰っている様な気がします。 


先日定例の打ち合わせ会の後で、協力隊の皆さん達が古民家を再生して作られた拠点「いちょう庵」を訪問見学させて頂きました。


竹藪の中から生まれた再生古民家「いちょう庵」です。



今週の「にぎわいミマチャンネル」では、協力隊の皆さんのこの一年の活動を特集で放送されています。隊長西口和雄さんの熱い思い、お話をじっくり聞いてみて下さい。