2009年12月31日木曜日

寒い寒い大晦日

2009年最後の今日は何とも寒い日でした。峠の上では日中も気温が上がらず一日中氷点下のままで、PM6:00の気温は既に-3.5℃まで下がっていました。お昼過ぎから舞った雪で、一度溶けていた家の周りも又真っ白に。
そんな中にあって、新しい春に向かって一生懸命に「命」を育んでいる木々達に脱帽です。

赤い椿の蕾。


白椿の蕾。

満天星の芽。

母屋の神様祀りも兄を手伝って無事終わりました。床の間に飾る「年桶」も、父が居た頃と同じように飾りました。でも我が家のお節料理は手抜きで簡単に。
なかなか手を付けられなかった年賀状がやっと出来上がって、どうにか今日投函出来ました。という訳で新年のご挨拶が遅れると思います。
皆さんどうぞ良いお年をお迎え下さいますように。

2009年12月28日月曜日

今年最後の畑仕事

雪の後、寒さがちょっと遠のいた夜が有ったりしたのに、今夜は又冷え込んでいます。一昨日はこの時期には珍しい黄砂が飛んで来たりして、何だか変な具合です。

雪が消えた畑での最後の仕事、残っていたアスパラガスの保温です。堆肥を7㎝位被せて置きなさいと教えて貰っていたので、更にその上にもみ殻をたっぷり乗せて置きました。来春の収穫を楽しみに、今年の畑仕事納めとなりました。
明日からやっとお正月の準備に掛かります。

2009年12月25日金曜日

白菜とカメムシ

畑に取り残していた白菜。被っていた雪が溶けた昨日、畑に行って
見るとこの有様でした。4株だけですが、凍みていない芯の甘い部分だけを繰りぬいて食べています。
近くにある足跡は鹿のようでしたが、電柵が外れてどこからでも出入り自由の状態ですから仕方ありません。被害にあっていない物は全て採り込んでしまいました。


その白菜を昼食の材料用に、と持ってきたら、葉と葉の間からカメムシが出てきました。背中のハート模様が可愛い、1㎝ちょっとの大きさです。エサキモンキカメムシ(江崎紋黄亀虫)でしょうか。
少し前のことですが、山陽新聞の記事でこのカメムシのことを読んだ記憶が有ります。(新聞を探してみましたがもう手許にありませんでした。)

こちらは冬珊瑚の鉢にくっ付いていました。
アオモンツノカメムシ?、上のエサキ・・よりちょっと小さ目です。

虫は苦手です。名前が違っていたらどなたか教えて下さい。


少し暖かい午後。日向ぼっこ中のカメムシ達にとっては迷惑だったかも知れません。

2009年12月24日木曜日

Tさん宅のイルミネーション

「イルミネーションを点けたので見にいらっしゃい。」と誘って下さっていたTさんのお庭に伺って来ました。手作りの広いお庭に手作りの灯り、素敵なイルミネーションが出来上がっていました。
手入れの行き届いているこのお庭、6月にお邪魔した時は薔薇の花が見事でした。季節毎に沢山のお花が入れ替わります。

お庭の奥にあるお部屋(これもご自分で改造されたそうです)は、素敵な作業室兼喫茶室風。暖かいお部屋の中からもイルミネーションを眺めながら・・。

陶芸の道も大ベテランのTさんお手製のスタンド。優しい灯りも楽しみながら、淹れて下さった美味しい珈琲を頂いてきました。
  
夕刻のひと時、思いがけないクリスマスイヴの贈り物のようでした。
   

2009年12月23日水曜日

雪景色 

20日の深夜から降り出した雪は、翌21日にかけて20cmは積もったでしょうか。準備が出来ていなかった我が家の除雪機HONDAスノーラも、慌ててのお出ましとなりました。
県道では頼もしい除雪車が何度か往復してくれて、生活道路は凍らない限り安心です。

上の写真は22日の朝、我が家から見える南側。やっと雲が切れて朝陽が射しかけたところです。畑に取り残した白菜は藁で括って防寒はしているものの雪の下、芥子菜も埋もれてしまいました。

暮も押し迫ってくると何かと気忙しいのは毎年の事なのに、切羽詰らないと手を付けない癖は一向に直りません。年内に片付けて置きたいことが山ほど有るというのに。

2009年12月18日金曜日

冬将軍のお出ましだ~。

今朝の我が家の入り口を。(母屋の裏山裾から)
朝の外気温ー4℃。覚悟はしていても余りにも突然の寒波襲来でした。 昨日も今日も畑は凍みたままで、長靴の底で持ち上がった土を踏みつぶして歩くようでした。遅れていた電柵の取り込みは、やっと昨日済ませました。   
  
今朝は、裏庭に入れ足りなかった落ち葉を集めに慌てて母屋の裏山へ。
以前に集めてきた軽トラ2杯分の落ち葉は堆肥にしているので、これは植え木の根元用。
薄ーい雪の有る山道は、滑ること滑ること・・。

畑。苺の葉っぱ。

2009年12月15日火曜日

母の誕生日

今日は母92歳の誕生日。元気でいてくれることが何よりの喜びです。

終戦直後父と共に此処へ戻ってきて、初めての百姓仕事をしながら私達を育ててくれました。高齢になった今、腰が曲がっているのも、足が悪くなったのも、長年の野良仕事の所為でしょう。主治医であるF先生は、いつも母にこう言って下さいます。「腰が曲がったのも足が痛いのも、しっかり働いて来たことへの勲章ですよ。」と。

感謝すると共に労わってあげなければ、と思っています。


上の写真は、母の卒寿のお祝の時にプレゼントした「額」です。鳥取在住の漫画家 岩田廉太郎氏に作って頂いたペーパーアート (半立体絵)です。
何にしようかと迷っていた時、たまたま立ち寄った鳥取県智頭町のレストラン「ミント」でこの先生の作品に出会いました。絵画でもなく写真でもなく、手作りの紙の温かさが溢れる作品に、惹かれました。
「ミント」の御主人の口添えで、母が自分で一番好きだと云う岡山での女学校時代の写真を岩田氏にお預けして、出来上がったのがこの写真の立体絵です。モノクロのセピアがかった写真1葉から、一度も会ったことの無い母の若かりし頃を想像して作って下さいました。母にそっくりです。

*「ミント」のこと、岩田廉太郎氏のことは、後日また書きたいと思います。

2009年12月10日木曜日

モミジガサ:11/15袴が仙登山

山地の木陰などに生えているモミジガサです。一ヶ月程前の11月15日、袴が仙に登った時、登山道の途中で見つけました。花の時期はもう過ぎていましたが辛うじて残っていた花穂(50㎝位伸びた茎の先に白い花が円錐状に付いていました)は、山の風に吹かれていてどうしても上手くカメラに収められませんでした。

       
2009.11.15 袴が仙(標高930.6m)登山
「袴が仙に登ろう会」のメンバー数人で秋の袴が仙に登ってきた時の写真を少し。
雨の後でしたがこの日は運よくの快晴、朝8:00から登りかけて12:00前には下山出来る位の行程でした。今回は東谷からのルート。私には初めての登山道でした。

途中には大きな岩が谷筋を埋めている場所があります。上に登って行くと「オオカミ岩」・「烏帽子岩」といった巨岩が横たわっています。

イタヤカエデが綺麗だと聞いていましたが、これももう一番いい時期を外していました。頂上の少し手前で色の残っていた風景です。

頂上までは後少し尾根道を歩かねばなりません、という場所からの遠景です。一番向こう中央の山が「那岐山」です。    
   

県北には週間天気予報でついに雪のマークが出ました。袴が仙も那岐山もやがて白いものを被るのでしょう。そして峠の此処もね・・。
    

2009年12月8日火曜日

寒い朝

もう何度も霜が降りましたが、今朝も又寒い朝でした。今年は一度も咲かなかったマルバストラムの葉も、霜を被りました。(*マルバストラム=多年草。枝は地を這いながらどんどん伸びていきます。昨年の花後、上手く切り戻しをしなかったのが原因でしょうか、今年は葉だけが繁りました。雪の下でもこの青い葉が元気でいてくれます。)

家の南側に作ったアカメの支柱にも、同じように霜は降りています。
洗濯物を干しに出てみると、朝方の冷え込みで凍った水滴が溶けかけていました。朝の陽が射しかけた向こう側の景色を、光りながら落ちていく水玉の中に見ました。

日中の気温が10℃を越えない日が続きます。今日は陽射しに恵まれた一日でしたが、それでも外仕事をしていると、午後も3時を過ぎる頃には寒くて作業手袋をしていても指先が冷たくなる程。
峠の上では寒い日が増えています。

2009年12月5日土曜日

チェッカーベリーの実


ツツジ科の常緑低木、チェッカーベリー(別名 ヒメコウジ)。初夏に咲くアセビに似た白い花も可愛いのですが、秋に付くこの赤い大粒の実は又格別で、鳥達に持って行かれない限り春先まで残っていることも少なくありません。株が良く張るのでもう何度か鉢を大きくしていますが、来春には適当な場所を探して地植えにしようかな、と考えています。
耐寒性は強いので寒さの厳しい我が家でも、玄関の外で冬を越します。

         
朝晩だけではなくて、日中も気温の低い日が続くようになりました。そうなるとストーブは一日中フル稼働です。
数年前の経験から冬場の停電に備えて、ファンヒーター以外に電気の要らないタイプも使っています。その内の一つコンロ型、これがとても役に立つストーブで、やかんを懸けて置けば何時もお湯が沸いているし、ちょこっと温めたいおでん鍋、時間の掛かる煮込み物にも・・。

今日は、一昨日の晩から又調子を崩して寝ている母用のお粥作りに、一役かってくれました。  

2009年12月4日金曜日

くらかけ豆

今年の春、Fさんから「くらかけ豆」を頂きました。その内の60粒程を蒔いてみましたところ、隣の畝の大豆が駄目になるのと反比例して良く育ってくれました。
よく干した豆をこなす作業は、昔の様には蓆が無いのでシートの上で。収量は期待した程多くは有りませんでしたが、それでも七合位は採れたでしょうか。
      *き上がったばかりの豆。湯気が判って貰えますか。  
この豆、煮ると海苔の香りがします。前夜から水に浸しておきましたが、朝にはもう鼻を近付けるとそれと判るほどでした。夕食用に炊いた豆は塩だけでの味付けに。枝豆より豆の味がしっかりしていて、おつまみには丁度良かったようです。

兄が、「この豆は前からのり豆ゆうて、よう作りよったぞ。」と教えてくれましたが、納得でした。くらかけ豆の別名だそうです。

2009年12月3日木曜日

冬支度 その3(漬けもの作り)


今年は大根も蕪も例年になく良く育ちました。少し早目の種蒔きが功を奏したのでしょうか。何せすぐ秋が来て、日照時間も少なくなってしまう土地ですから、種蒔きの時期が出来不出来に影響してしまいます。
   
大根は2種類を蒔きましたが、今回は青首大根を漬けました。地上に出ていた部分は本当に青くて、伸びすぎの体です。
材料は蕪も大根も其々10kg漬け液はそれぞれに、(2カップ)・砂糖(500g)・塩(2カップ弱)です。色を着けたい時は、ウコンの粉末をほんの少し混ぜます。
気温の低いところであれば、お正月過ぎまで充分保存可能です。

母から教わった手軽な保存食(漬物)の一つです。

2009年12月2日水曜日

到来物 と 冬支度 その2  

「ロータリ除雪車」。これから一冬常駐しているふれあいセンターの広場で、まるで役者さんが出番を待っているようにでんと構えていました。大型のこの除雪車が稼働するのは、路肩の雪が高くなった時で、遠くまで雪を飛ばしながら道路幅を広げて行ってくれます。雪の深いこの地の暮らしでは本当に力強い味方です。この冬は何度お世話になるのでしょうか。
 昨日の朝出掛ける途中、12月に入ったとは思えない晴れた陽のもとで撮影しました。

    ≪嬉しい到来物≫
遠くから車で運んで下さったSさんご夫妻。手作りの果物です。早速最初に剥いたお蜜柑に、母は「懐かしい本当のお蜜柑の味がする。」と、2個を食べてしまいました。本当に御馳走様でした。
       
こちらも頂き物です。姫路の「御座候」、久し振りでした。
そういえば津山の「横綱饅頭」はまだ有るのでしょうか。昔(もう何年前になるか判りませんが)は土産に買って帰ったり貰ったりして、よく食べたものです。狭いお店の中で熱々をほおばった様な記憶も有るのですが・・。

2009年11月30日月曜日

秋明菊の旅立ち


11月最後の日は、霜が降りて寒い朝となりました。いよいよ冬に突入してしまうのでしょうか。
上の写真、雪の所為では有りません。秋明菊の種です。でも風が吹くとまるで雪が舞っているように白いものが飛び立って行きます。
                       
どこかで又新しい命が芽生えますように。

           
稲刈りでお世話になっているM農園さんから、もみ殻を貰ってきました。畑と植え木の根元に防寒対策で入れてやる心算です。
家の周りの冬支度はまだまだ、これから本気で頑張らなくては。

2009年11月29日日曜日

冬支度 その1

ここ峠の県道では積雪時に備えて、スノーポールの取り付け作業が既に終わっています。
11月26日付山陽新聞作州ワイド版の頁に掲載されていた「蒜山地域で冬支度」の記事にもありましたが、県北の各地で今月末完了を目指して作業が進められているようです。
このポール、積雪時には路肩の目印となって、雪の多いここではとても大切なものです。やがて頼りになる除雪車が、このポールを目印に除雪作業をする日が来るでしょう。
        
 雪柳の花:11/26撮影
この時期にしては思いもよらない花が 、あちこちで咲いているそうです。我が家の庭でも同じく、紅葉した葉の中で 雪柳 が咲いています。
        

2009年11月27日金曜日

ヘクソカズラの実


晩秋の色の一つ、ヘクソカズラの実。他の草や木に巻きついてのびた蔓(写真はアセビの木に巻き付いた蔓)にたくさんの黄褐色の実が付いています。*紅白の可愛い花は7月頃から秋に入る頃まで。
漢字名・屁糞蔓はちょっと可哀想ですが、揉んだりすると臭気がある事から付いた名前だそうです。花の形から来た別名の早乙女蔓の方が可愛くて良いと思えるのですが   
       
ここ何日間かの気温は11月の終わりとは思えないほどで、外仕事にも楽な日和でした。
今日は忘れない内にと、10月に頂いた山芍薬の実を土に埋めました。一冬を越して来春には無事に芽吹きが有ることを期待して。

2009年11月26日木曜日

ツルリンドウの実


リンドウの仲間で唯一実を付ける ツルリンドウ(蔓竜胆)、私の憧れの実の一つです。紫紅色のちょっと長めの球形の実が、枯れた花弁の中から飛び出すように付いています。名前に「蔓」と付く通り他の植物に絡んで延びていました。
U乢の林道脇で見付けました。                             
            
          
      
            
   
林道脇から山の斜面を下りると、子供の頃の記憶も蘇ります。昔の木馬道(きんまみち)もそれと判る形で残っていました(下の写真)。林の中には右の写真の様な景色も有ったりして。





今日の山歩きは兄の後をくっついて、でした。

2009年11月25日水曜日

ムラサキシキブの実



昨日の朝は裏の流しに薄氷が張ったというのに、今日は又嘘のようなポカポカ陽気。
一昨日野菜を届けに来てくれた姉夫婦。山に入った義兄がムラサキシキブの自生地を見つけてきてくれたので、陽気に誘われて私達も乢を越して次の谷に入ってみました。5~6本の木が目立つでもなく、それでいてたくさんの実を付けて晩秋の山裾に立っていました。園芸種と違って実は淡い紫色のようで。

乢越えの頂上付近、葉の落ちた木立の隙間からの眺めです。
  

2009年11月24日火曜日

お別れと冬苺の実

親友のお母様が逝かれました。、お一人暮らしだと聞いていたのに自分の事だけに感けて、お訪ねしてみることもしないでいたのが悔やまれます。車で走ればほんの40分もあれば行けたのに、です。
今日、最後のお別れに行ってきました。若い頃と変わらぬお顔の傍に、お詫びの気持ちも込めてお花をそっと置かせて頂きました。

何だか父を想い出して、帰宅してから母屋の裏山の尾根近くまで上がってきました。子供の頃父に連れられて薪を取りによく登ったところです。雑木も今は減っていますが、歩いた道は何とか残っていました。

足元にあった冬苺の実です。茎の先は何かに食べられているのでしょうか、でも残った部分に着いた実の赤い色が、目にも心にも焼きついています。

  

2009年11月21日土曜日

さをり織り展と西原ダム

昨日の午後、山の駅で 開催中のさをり織り展を観に行きました。始めて一年足らずという生徒さんの作品も、そうとは思えない程の作品ばかりで、先生に案内して頂きながら感心して見てきました。

展示会の帰り道、奈義町西原にある「西原ダム」に寄って見ました。

ここも既に紅葉の盛りは過ぎて、人気のないダム湖畔はひっそりと静かでした。何年か前に訪れた時は丁度良い時期だったので、綺麗な紅葉が湖面に映えてそれは見事な景色だったのですが・・。残念でした。