2009年7月31日金曜日

オオキツネノカミソリの花

雨で迎えた峠の7月は、雨で終わりました。昨日も終日霧雨の中、今日午後になってやっと太陽が覗いたと思ったら、夕刻山の上から又霧がおりてきました。今の時刻、外はちょっとした雨降りになっているようです。


先日智頭町の副ヶ滝を訪れた時、薄暗い旧往来の入り口付近で見付けました。キツネノカミソリかと思ったのですが、シベが長いのでどうやらオオキツネノカミソリのようです。
我が家の辺りでは滅多に見掛けませんが、谷筋が違うと又別の花に出会える楽しみがあります。
                                           
                                                             

2009年7月30日木曜日

名勝 副ヶ瀧(鳥取県智頭町)


7月29日
午前中で昨日の残りの草取りを終えました。仕事の区切りを待っていたように、昼食に入る頃から降りだした雨はずっと続きました。
手の空いた午後、雨の多いこの時期に、どうしても写真に撮りたかった場所に出掛けて来ました。
峠の向こう、国道373号線を「志戸坂峠」方面に上がって行きますと、「因幡名所 副ヶ瀧(そうがたき)」 が有ります。 (鳥取県智頭町樽見地区)
滝筋は細いのですが、山の上から糸を引くように落ちて来るのは、見応えがあります。雨の多い時期だけ、という訳ではないのですが、普段は水量も少なくて、上の方まで見える機会にはなかなか会えません。          
                      
                                     
ここは文化庁「歴史の道百選」に選ばれている『智頭往来』の中でも、昔の面影が残っているといわれる内の一か所です
373号線沿いには歩ける往時の道も整備されています。
副ヶ瀧の説明は、上の写真でお読み頂けるでしょうか。
最後の写真は、滝付近で373号線沿いの景色です。 緑がとても綺麗なのですが、雨の中での写真で色が思うように出ていません。


今日も峠は霧雨が降っています。窓を開けると、まるで初秋のようなヒンヤリとした風が入ってきます。昔から「お盆を過ぎたら涼風(すずかぜ)が立つ」と言われていますが、まだ梅雨も明けない7月ですから、暑い夏が来るのかしら、これでは今年のお米の出来もどうなる事やら、と心配することしきりです。

2009年7月28日火曜日

ルリヤナギ(瑠璃柳)の花


儚げで、とても好きな花、ルリヤナギの花です。雨に打たれると溶けてしまうのでは、と心配になるほどです。花は下向きに咲きますが、何か意味が有るのでしょう。
最初の年、知り合いから頂いて挿し木にしました。巧く行ったように思ったのですが、いきなりの厳寒地(氷点下10℃になることも)で冬を越すのは無理で、翌春芽は出てきませんでした。その後園芸店で見付けて、大喜びで買い求めてきました。鉢から路地に下ろして慣らした後、寒さが来る前に根元を落ち葉で覆って、冬に備えておきました。半耐寒性ということでしたが、此処でもどうにか寒さを乗り越えてくれ、地下茎で増えながら、毎年株は拡がっています。


蒸し暑い一日でした。久し振りに雨の無い日だった、と思いきや、後少しで畑の草取りも一区切りというところで、雨。ジリジリと照りつける太陽には、何時になったら会えるのでしょうか?日照時間が足りなくて、夏野菜にも元気が有りません。

2009年7月27日月曜日

峠の道・シモツケの花

雨上がりの峠道頂上、ここはもう県境です。私の走り慣れた道でもあります。

年齢には勝てません。この春先から、体のあちこちにガタがきてしまいました。そう思えば更に加速して体力が落ちていくようで、まさに悪循環です。治療の途中で放置していた歯が抜かざるを得ないところまで悪化してしまい、現在は峠の向こうの歯医者さん(我が家からは一番近い距離です、といっても16kmはありますが)に通院中です。銀行も病院も、スーパーマーケットもパン屋さんも、みーんな峠の向こうの方が近いので、この道は雪の季節以外は大事な生活道路です。

シモツケの花です。水滴がうまく撮れませんでした。花がらをこまめに摘んでやると、次々と咲きます。
蕾の時は濃い赤で、開いた花のピンクと混合しているのも綺麗です。

2009年7月26日日曜日

オオバギボウシの花

雨の中でオオバギボウシの花が満開です。 私たちは「ギボシ」と呼んで、伸びた若葉の葉柄を食用にします。少しぬめりがありますが、茹でて酢味噌和えにして食べるのが、子供の頃からの定番でした。
畑の岸に群生していますが、毎年この新芽も若葉の葉の部分も、美味しいところは全部鹿に食べられて いました。今年は早目に山際から電柵を張ったおかげで、岸に自生している分だけは元気に育ちました。
勝手なもので、食べられてしまうと悔しいのですが、ちゃんと残っていても今年は一度しか食卓にのりませんでした。

毎日雨が続きます。梅雨は一体何時上がるのでしょうか。畑の草を見る度に、ウンザリしています。

2009年7月25日土曜日

ニワナナカマドの花


ニワナナカマド(庭七竈)の花です。別名 珍至梅。花はなるほど梅に似ています。これから暫くの間、この白い花を楽しむことができます。



風に吹かれてなかなか上手くいきませんで、写真はいま一つの出来です。小さな虫たちが何時も居ますが、これも画像には取り込めませんでした。

この木、小さな株を生協で購入しました。3年目になりますが、根元からたくさんの芽が出てきて増えています。大きくなった時を考えて植えたつもりですが、ついつい狭い間隔になってしまうのでしょう、隣のジューンベリーにくっつきそうです。どちらもまだ私の背丈には追い付きませんが。

今日も雨。外仕事は出来ません。ならば、と母のお薬を貰いに病院に出掛けて来ました。お天気のせいか外来は空いていて、何時もより早く薬局に。空いた午後は、日頃の睡眠不足を解消するべくたっぷりのお昼寝でした。ちょっと元気を取り戻した気分です。

2009年7月24日金曜日

ホコリタケ発見


田圃の畔を歩いていて見付けた、ホコリタケ(埃茸)です。
幼い茸は、割ってみると中まで真っ白でフワフワでした。この時期は食用になるそうですが、ちょっと・・、です。
成熟してくると少し茶褐色がかってきています。
さらに進むと表面のトゲも落ちて頭に穴が開いています。
この穴から菌子を噴き出すのですが、本当にそうでした。傍で衝撃を与えても、手でプッと押しても、ほわっと埃が舞うみたいに出てきます。漢字で埃茸と書く理由が解りました。                       
          
梅雨明けももう少し先になりそうです。こう雨が多いと、先日竜巻の被害に遭われた地区の方達は大変だろうと、心配もしてしまいます。
皆さんのご苦労に比べたら、我が家の草くらい何程のものでも無いのですが、それにしても畑の草は伸び放題、庭の草もどこまでが花壇で何処からが草地なのか、区別もつかないほどの伸び様です。
どうにか夏野菜の収穫が出来るようにはなりましたが、マルチの無いところは草の中で実っています。

2009年7月22日水曜日

チダケサシ(アスチルべ)の花


山裾の、水が流れている傍の草地に自生しているチダケサシの花です。背はすらっと高く、50㎝~1m近くまで伸びて、その先の花穂が風に揺れているのは、とても爽やかです。

園芸店で「アスチルべ」の名前で買ってきて植えたものは、草丈が高くなりませんでした。改良種でしょうか。
                                            
                                        
                
今日の皆既日食、テレビ中継で最高の天体ショーを見せて貰い、感動しました。神秘的とはこんな事象を指すのでしょうか。
峠は曇っていましたが、何とかしてこの目で体感したいと思っていたら、苦肉の策を講じてくれた人がいて、老眼鏡を使って欠けていく太陽の像を、玄関先のタイルの上におとしてくれました。鮮明ではありませんでしたが、一応像を見ることは出来ました。

2009年7月17日金曜日

ヒぺりカムの花と実


ヒぺりカムの花です。花も綺麗ですが、本当は赤い実の方が切り花として重宝されています。

5年くらいになる株が、今年は雪で傷んでしまいました。昨秋、実が落ちた後の切り戻しが出来ていなくて、伸び放題の枝を放置していた所為です。何時もの年なら、実のついた枝をたっぷりと切って知人に差し上げていたのですが・・。それでもほんの僅か、数輪の花が咲きました。
我が家の玄関を飾ってくれた赤い実は、お花屋さんの店先からきたものです。

少し大きくなったカエル達が、台所のガラス窓に張り付くようになりました。明かりで寄ってきた虫を食べています。 最初の頃は嫌でしたが、今では動いているお腹を見て笑えるようになりました。
    
峠の上、ここ二日程は雨のお陰で涼しい夜です、温かい緑茶が心地良くて。

2009年7月14日火曜日

三尺バーベナの花


背丈は本当に三尺になります。三尺バーベナという名前も、ここからきているのでしょう。我が家の庭には、何処からともなくやって来ました。寒さにも、暑さにも強くて、何処にでも根を下ろします。群生している所もなかなかのものですが、一株で枝を張った姿も良いです。

頂上に小さな花が寄り合って咲きます。
別名は 柳花笠 とか。解るような気がします。          

2009年7月13日月曜日

カワラナデシコ(河原撫子)の花

名前に河原と付いていますが、草地や山野の開けたところにも咲きます。と言っても近年はめっきり減りました。昔は草刈山だった所も杉などが植林されているし、田圃の畔や岸も圃場整備で少なくなってしまいました。
この花も圃場整備前の田圃の岸から移植したものです。種が飛んで増えますが、不思議なことに庭の何処にでも咲くのではなくて、草の有る所、繁った花の中、そんな処で花を咲かせます。
野に有るものを庭に持って来ることに、最近は抵抗を感じるようになりました。自然の中で、自然なままで生きている方が、野の花らしくて良いです。

2009年7月11日土曜日

露草(ツユクサ)の花

梅雨の間に咲きました。畑の中で抜いておいても、又根付いて花を付けます。
圃場整備前で休んでいた田圃一面に、このツユクサが咲いた年がありましたが、それは見事でした。本当に素朴で美しい花です。
別名の一つに「縹草」ともあるように、花びらは染料にされたようですが「縹色」に染まったのでしょうか。白いシャツを着ていて、この花の汁で青い染みが付くことも有りますが、すぐに褪せてしまいます。

2009年7月8日水曜日

ソープワートの花

ハーブの一種 ソープワート(和名:シャボン草・石鹸草)の花です。名前の通り、葉や茎、根を煮出した液は良質な石鹸として使われていたそうです。
苗を植えた時に他の種類と近過ぎたのでしょう、あれもこれもせめぎ合って繁りました。地下茎で増えていきますので、今秋は株分けをして休耕田に移植してみます。

お陰さまで母は元気になりました。暑さにも慣れてきたようです。食欲も元に戻りましたが、少し痩せた所為もあるのでしょうか入れ歯が合わなくなり、食事の時にはいつもに増して不自由そうでした。午後遅い時間の予約でしたが、何時もかかっている歯医者さんで微調整をして貰ってきました。
「車に乗っても大丈夫だったヮ~。」と、入れ歯も体力も回復した嬉しそうな笑顔と一緒の夕食でした。

2009年7月7日火曜日

アスパラガスの花

明日から又雨になりそうです。遅れていた畑仕事を早くしないと、と半分は慌てての終日外仕事でした。トマトもピーマンもナスも、それぞれ摘芯をして支柱に誘引するところまではどうにか済ませました。木はちっとも大きくなりませんが、それなりに花が付き始めたので少しは収穫出来るでしょう。
トマトの間にはマリーゴールドを植えています。害虫避けですが、それだけではなくこれまでトマトが病気にかかった事はありません。
草取りも終わりの無い仕事、手を庇いながらの作業ですからこれまた捗りません。途中気分転換にカメラを持ち出して、アスパラガスの花を撮ってみました。小さな、ほんとに小さな花です。木によってはもう青い実になっているものもあり、赤く熟れたら又鳥達に種を運んで貰いましょう。実生の株が毎年少しづつ増えていくのも楽しいものです。

2009年7月5日日曜日

ブルースターの花と遊ぶ

この花の蜜が気に入ったのでしょうか、蟻と蜂が一日中花の周りで仕事をしています。その中でも夕刻まで働いていた1匹の蜂が余りにも面白かったので、写真をたくさん撮ってしまいました。どうやら蜜が巧く吸えなくなったようで、修復に悪戦苦闘、その困っている様が人間と同じに見えて・・・。

ブルースターの花です。鉢植えのまま、厳寒期も戸外の軒下で冬越しをしてくれるようになりました。最初の路地植えのこぼれ種から生えた苗を、鉢上げしてから数年経っていますが、耐寒性が出来たのでしょうか。地上部は枯れても、春先には残った根元から新しい茎を伸ばしてくれます。半蔓性ですが、茎が長く伸びることもなく、お陰で一人立ちしています。ただし花色が落ちて来ました、そろそろ株の更新が必要なのかも知れません。
切り花にする時、切り口から白い樹液が出ますが、お湯で洗い流してから挿すと長持ちします。

2009年7月2日木曜日

ガウラ(白蝶草)の花



別名の「白蝶草」は又「白鳥草」と紹介されていることもあります。花が風に揺れる様を、それぞれが白蝶が舞っているさま、白鳥が飛んでいるさま、に例えてとあります。私は蝶に例える方が好きで「白蝶草」と呼びます。ガウラの花です。 花色はほかにピンクも。


梅雨の晴れ間、と言っても曇りでしたが、それでも雨が落ちてこないだけ有難い日でした。

畑仕事が遅れています。胡瓜苗もやっと伸び掛けたので、支柱とネット張りをどうにか済ませました。
ミニトマトには青い実の房がぶら下がっていますが、摘芯が未だです。あと一手間が掛けられなくて、どれもこれも中途半端な状態です。

2009年7月1日水曜日

7月 雨のスタート・紫露草の花

7月のスタートは終日の雨でした。当地、心配した大雨は免れましたが、九州地方では被害が出ている様で、またもや自然の猛威の恐怖を感じています。
連日の雨で庭の花達も水分をたっぷり含み、頭を重くして俯いてしまいました。写真の紫露草は6/25夕刻に撮ったものですが、今日は深くお辞儀をしていました。

私の保存食作りや、常備采作りは大抵が夜なべ仕事です。その方が雑用が無くて、コンロの傍を離れる回数も少なく専念出来るので好都合なのです。
今日は雨で外仕事が出来なかったので、お昼過ぎから取り掛かりました。

先日Fさんに頂いた梅酒の梅の実を、砂糖は控えめで、水分がちょっと足りないかな?と思われたので手許に有った梅ジュースを足してジャムにしました。
もう一つは、産地から直接送って貰っていた甘夏の残りがあったので、
こちらはマーマレードに。下準備に手間は掛かりますが、好みの甘さ加減に出来るのと、甘夏の香りがしっかり残ってくれるので生食の延長感覚で食べられます。今日の甘夏は材料が新鮮でなかったので、出来上がりは今一つでした。  
どちらも母の朝食用です。
雨の切れ間に山椒の実を採ってきて貰いました。時期が少し遅れたので実はもうパンパンです。
私は、水洗いの後よく水を切って、そのまま冷凍してしまいます。こうして置くと向こう一年は大丈夫です。使いたい時に冷凍庫から必要な分量だけを出して使っています。