花はたくさんの雄しべが集まり、先端の淡黄色の葯が目立ちます。
これも玄関の花入れ籠に、他の秋草と一緒に入れて楽しみました。
田や畑の土手の草の中で花を付けています。何度も草刈をする電柵の下では蕾を付けた茎が遅れて伸びていました。「突然“秋だぞ”と声をかけて踊り出た裸のこびとのようで・・・」と、またまた茶花図鑑の引用ですが、このツルボの花が咲くと本当に秋だと思ってしまいます。私は蕾の形が好きですが、この蕾、草中では目立たず、花が咲いてから「ああここに・・」と気付かされるのが常です。花の色はもっとピンクが勝っているのですが淡く写ってしまいました。別名・参内傘というそうです。
以前このブログでご紹介したニゲラの花です。2か月余りを掛けてやっと種が出来ました。花からは想像も出来ない変わり様ですが、別名黒種草と呼ばれる訳はこの種に有ります。熟れた実の中に小さな黒い種が入っています。今日、この種を採集しました。本当は種をまくよりもこぼれ種での方が確実に生えてくれるのですが、来年は今と違う場所で咲かせたいのです。移植する事は難しいので直接種まきで挑戦です。
峠を越えて最初の集落までおりたところで、国道53号線に抜ける別の峠道を上ります。いつもの年なら林の下や道端の草叢の中で、この朱赤の花色は目立っていました。先日この峠を走りましたが、草刈が終わったばかりの時期にぶつかったようで、やっと2か所で見付けただけでした。