2011年10月31日月曜日

10月の赤い実

何だかあっと言う間に10月が終わったような気がします。今日は先日来の寒さが嘘だった様な良いお天気でした。それでも晴れ間が切れるとサァッーと雨粒が通り過ぎて行く始末。今日は午前中だけでしたが、峠の上では暫くこんな雨に見舞われることになります。

その峠でも秋色が濃くなり始めています。今日は家の周りだけで赤い実をカメラに拾ってきました。


肝木は母屋の裏山から蘖(ひこばえ)を5年か6年前に移植したもので、今年初めて実を付けました。

姫こうじは園芸店では英名のCheckerberryの名札が付いています。

老鴉柿(老爺柿)は先日盆栽展で購入したもの。

花の無い雪の中でもこのままで残っている種も有って、大切な赤色です。

 

2011年10月27日木曜日

ヤマトリカブト(山鳥兜)

今朝は今秋一の冷え込み様で、外気温は3℃まで下がっていました。昨夜は良く晴れていましたから、空には満天の星。「北斗七星が綺麗だぞ」とmamosan に誘われて久し振りの星座観賞でした。勿論熊には用心して玄関先で。


何時もの場所に咲いていました。ヤマトリカブト (キンポウゲ科トリカブト属)の花です。




下の写真は母屋のすぐ近くで。花数が多いようです。




全草が有毒ですが、根には特に猛毒(アコニチン, メサコニチン‥等々)が有るそうですから、何卒ご用心を。


何だか恐い植物ですか、花はキリリと美しいものを持っています。




2011年10月25日火曜日

「キタゲ」のこと

今夜は又気温が下がる予報。峠の上では紅葉が始まりかけましたが、さて今年はどんな風に彩なすのでしょうか。

下の写真、自宅周りでの紅葉を少し。

今日は母の通院日でした。病院は珍しく混んでいて、何時もより一時間早く出掛けたのに帰宅したらもう二時になっていました。

南は晴れていたのに、自宅近くになれば北の空はどんよりと曇って、母がやっとのこと自宅に入った頃には雨が落ち始めていました。
紅葉と時を同じくしてやって来るキタゲです。

私達はこの気象を「キタゲが来た~」と言うのですが、はて南の方にもキタゲは来るのでしょうか?と今日の様に天気の違っている時は考えてしまいます。


広辞苑で引いてみると「きたげ(北げ)=北の風」と出ています。でもここで言うキタゲは雨を伴っていますから「北時雨=北の方角から降ってくる時雨( 同じく広辞苑)のことをそう呼んでいるのかも知れません。

木枯らしが吹き始めるのも、そう遠くない日の事だろうと覚悟しています。

2011年10月22日土曜日

竜胆の花

宵の口から落ち始めていた雨は、8時を回った頃から雷雨に変わりました。激しい雨とすぐ近くでの雷鳴に驚きましたが、それもほんの一時でしたからやれやれです。向かいの山からは時折鹿の鳴き声が聞こえて来ます。仲間を探してでもいるんでしょうか。


竜胆の花 花壇の隅で、やっと野生の竜胆が咲きました。ちょっと控えめな紫の花色が好きです。種が零れて自然に増えるのを待っていますが、なかなかそうはいきません。山道を歩いてみても、出会えるのはほんの稀の事になってしまいました。下の写真は蕾とこれから開こうという時の写真です。(夕刻には花は萎んでしまいます。)



昨日友人から一抱えも有る量の「孔雀草」の切り花を頂きました。玄関にこんなたっぷりの花は嬉しいものです。有難う。

2011年10月19日水曜日

平茸 と ミセバヤ

田圃の岸で大きくなり過ぎて切った桑の木に、昨年平茸の菌を植え付けていました。先日覗いてみたらこんな状態に。今年初めての収穫で、おみそ汁にしました。 桑の実はもう食べられなくなりましたが、代わりに山の恵みを届けてくれます。




こちらはミセバヤ(別名:玉の緒)の花。:「香川県小豆島の主に山地や谷あいの岩場にわずかに見られるものが唯一の自生といわれています。」(NHK 趣味の園芸より)



元の株は駆除しても駆除しても虫が付いて小さくなってしまいましたが、今では折れた枝を挿し木した株が大きくなりつつあります。耐寒性も強いので、我が家の庭でも大丈夫。

スカッと晴れた今日、午後の秋の陽の中での画像です。




そしてもう一つ。こちらも切り花を挿し木した薔薇。小さな枝に可愛い花が咲きました。

2011年10月14日金曜日

「小椋紘子人形展」 へ

今年で何回目になるのでしょうか、新作も加わっての作品展です。副題…古きよき日本の原風景…にも有るように何かしら懐かしい思いに浸って来ました。














雨の中の「山の駅」 こちらも素敵な景色でした。


お時間の有る方は是非どうぞ。


朝からの雨は夜半になって激しくなっています。気が急いていた苺苗の定植は、やっとのこと済ませていましたのでやれやれですが、この雨で又寒さが加わるのでしょうか。


秋の雨は春のそれと違って何となく侘びしいものです。


2011年10月11日火曜日

秋の盆栽・山野草展

勝田盆栽・山野草の会 の展示会が有りました。お誘いを頂いていたので、会場も近くでしたし、出掛けて来ました。
会員の皆さんの作品で、会場は一足早い秋模様が溢れていました。



皐月の盆栽。もう40年を超す見事な株です。

盆栽を仕上げる過程での決まり事や作法?を伺いましたが、難しくて覚えられませんでした。


ロウヤガキ。ウズラの卵よりちょっと大きい実。

渋柿だそうですから食用には向きません。

観賞用にと即売品の中から一株購入して来ました。とても盆栽には仕立てられませんから露地植えにします。ただ「雌雄異株なので雄株が傍に無いと実が付きません。」だそうです。後日雄株を届けて下さるそうなので一安心致しました。



知人の作品。屋根瓦にミセバヤの花。


シロタデの花。




私には珍しい山野草が沢山有りました。

小さな鉢の中では既に紅葉が始まって居たり、普段はひっそりと咲いている花が、今日は脚光を浴びていたり。

そしてこんな可愛い虫達も一役買っていました。





2011年10月9日日曜日

コスモス街道(赤磐市 周匝)

朝晩は冷えるものの、ここ何日間かは温かい日が続いています。
母と一緒に出掛ける用事が延び延びになっていたので、ならばこの良いお天気の間にと昨日は南に下ってきました。峠とは違って陽射しはまだ強く、久し振りの外出となった母にはちょっとしんどかったかも知れません。

帰り道、周匝のコスモス街道を走ってみました。「案山子祭り」は先週の日曜日だったそうですが街道沿いにはそのまま飾って有り、車の中からでしたが色んな案山子を見せて貰って来ました。
下は、「ちょっとだけ写真を撮らせて」、と街道途中で車を降りて写してきた画像です。


河川敷にも沢山の花が。

まだ沢山の花が、秋空の中で 咲き誇っていました。

力作の案山子が沢山並んでいましたが、一等可愛い案山子だけがカメラに入っています。



2011年10月6日木曜日

エノキグサ 又の名を アミガサソウ

今秋一番の冷え込みとなった一昨日の朝は、外気温が5℃近くまで下がりました。いきなりの寒さですから順応するには間に合いません。ついにストーブを出してしまいました。
今日はやっと陽ざしが戻って、本来の秋の天気。温かいうちに鉢物にも霜対策を始めなければなりません。


家の周りを歩けば雑草達はまだ元気でいます。
下の写真は 「エノキグサ」 小さくて目立たない花を付けています。



穂状に咲いた花は雄花。雌花はその雄花の基部にある編み笠の様な苞葉の中に有ります。「編笠草」とも呼ばれるのはこの葉の形から来ているそうです。


この編み笠の様な葉っぱの何とも可愛いのが気に入っています。でも畑と言わず庭と言わず、何処にでも顔を出されては抜くしか有りません。




2011年10月3日月曜日

アケボノソウ(曙草)

ここのところの朝晩の冷え込みが厳しくなり始めました。昨日も10℃を切っていましたから寒いはずです。高齢の母にはまた厳しい季節が巡って来ました。


待ちに待っていた「曙草」の花がやっと咲きました。2年草ですから花の無い年も有ったりして、あれ?絶えたのかな?と心配した年も有りましたが、今年は沢山の花数です。
リンドウ科の植物。花弁の先の黄色の斑点が蜜腺だそうですから、他の花とはちょっと様子が違います。この斑点を夜明けの空に見立てて 曙草 と名前が付けられたようです。


枝分かれした先で沢山の花が咲きました。山地の湿った場所を好む様ですので乾きの悪い畑の岸辺に植えていますが、今年は花の大きさが何時もより小さい気がします。




来年咲く株です。大きくなった時の姿とは違って今はロゼット状の株。来年はここから茎が伸びて花を付けます。零れ種のお陰であちこちにこの株が増えました。