今日は部落の行事「念仏」が有りました。普段は念仏と呼んでいますが、本当は「百万遍念仏」と云うのでしょうか。お寺から頂いたお札には「奉唱阿弥陀名号一百萬遍者家内安全祈攸」と認めてありました。各戸から一人が参加しますが、このところ女性ばかりの拝みとなっています。
皆で輪になって大きな数珠を繰りまわしながら念仏「南無阿弥陀仏」(私にはナンマンダーと聞こえるのですが)を唱えます。2回に分けて正味1時間位にはなるでしょうか。
その数珠、球の数はざっと数えて1000個を越えていましたから、本当は1080個あるのでしょう。
百萬遍など程遠い回数ですが、皆で一珠づつ繰りながら送って行きます。大きな珠で長い数珠ですが親珠が回って来ると房を持ち上げて拝みます。その親珠の房の根元には寛永通宝が通してありました。
数珠の箱には天明2年と書いてありますから、今から230年程も昔のお数珠のようです。又箱の底にはこの数珠を作った際に寄付をされた方たちでしょうか、・・・衛門と付くような名前の一覧の墨書も残っています。
これからも大事に後世に引き継いで行かねばなりません。