ここへ帰って来て丸9年が経ちました。母との暮らしも同じ年月を重ねたことになります。 当時はそれでも未だ元気だった母ですが、年を積む毎に母の周りには介護用具が増えて行きました。
写真は最近購入した母用の風呂椅子です。一人での入浴はもう無理になりつつあり、本人の体調が悪かったりすると介護するこちらも大変です。入浴時には座ったままで方向が変えられる様、座面に回転盤を付けて貰いました。注文時には医療機店さんとケアマネさんが何度か足を運んで下さり、使い勝手の良いように検討もして貰いました。
現品が届いた時には、母の座り具合から盤の中心が少し前方にずらして有りましたし、座面の高さも浴槽の縁と同じに調整済みでした。 これで浴槽に入る際の動作が随分と楽に改善されました。
介護用具とは、高齢者やハンディキャップのある方が、様々な日常生活の諸動作を可能な限り自分でできるよう支援したり、あるいは介護がよりスムーズかつ快適に行えるよう、サポートする機器・用具・用品の総称です。 ( *「介護用品・介護機器・福祉用具の基本を知る」から引用)
先日参加した介護者の集いでも、この介護用具の活用と実習の講座を受けて来ました。介護福祉士の方からも、本人のまだ持てる機能を潰すものではなくて、最大限に生かすための補助器具として使って下さい、とのお話も有りました。
この介護用具も、介護保険の適用の有無から「福祉用具」と云う用語になるそうです。
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畑の隅に置いたコンポストの上では、小さな蛙達の交流会が開かれています。中には未だ体が半透明のものもいたりして。